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塗料の種類と選び方~DIYで自分で塗るなら?~

塗料とは?

家具や壁などの対象の表面に塗ることで、皮膜を作り保護、美しく彩色、防カビなど特別な効果を付与するものです。屋内・屋外など使用シーンや塗る対象に合わせて適切な塗料の種類があります。

塗料の基礎知識

  • 塗料の分類

    塗膜で表面を覆い隠す合成樹脂塗料、表面をろうでコーティングし着色も可能なワックス、木目を活かしながら素材に浸透し着色するステインに大きく分類され、さらに水性・油性・スプレー式と分かれます。

塗料の種類と使用シーン

  • ミルクペイント

    合成樹脂塗料

    • 材料の塗装
  • ニス

    ニス

    • 保護
    • 着色
  • ステイン

    ステイン

    • 木材の染色
  • ワックス

    ワックス・オイル

    • 木材の染色
    • 材料の保護
  • スプレー

    スプレー

    • 材料の染色
  • シーラー

    下地

    • アク・ヤニ止め
    • 塗料の剥がれ防止
  • さび止め塗料

    さび止め

    • さびを抑える
  • アイアンペイント

    テクスチャ・メディウム

    • 表面の素材感の変更

塗料の種類

一覧

  • 合成樹脂塗料

  • ニス

  • ステイン

  • ワックス・オイル

  • スプレー

  • 下地

  • さび止め

  • テクスチャ・メディウム

合成樹脂塗料

合成樹脂塗料とは、素材の下地を顔料(着色に用いる粉末)で覆い、着色する造膜系の塗料。塗る対象の表面をカバーしてくれるため、平滑なものならどの素材に塗っても仕上がりは同じようになる。

ニス

ニスとは、耐久性の高い合成樹脂で下地を覆い保護する為の塗料。着色する用途の合成樹脂塗料とは樹脂の種類が違い、表面を固く保護してくれるため傷などから守る用途として使われる。

ステイン

ステインとは、木材に浸透し染色することで美しい木目に仕上げる塗料。膜をはらないため表面の保護はできないが、木の本来の質感が活かしたいときにはピッタリ。防腐剤の配合されているタイプなど、木の内側から保護してくれるステインもある。

ワックス・オイル

ワックスとは、蜜蝋を主成分とした塗料で、木材の内部に浸透して染色し、表面にはロウや油分の成分が薄く留まり保護する塗料。均一に塗装したのち乾いた布などで軽く磨くと淡い光沢が得られる。木材の表面に傷をつけたり荒いやすりで仕上げたところに塗ると、ビンテージ風にも仕上げられることでDIYで人気がある。

スプレー

スプレー塗料とは、塗料が薄く均一にいきわたりムラなく塗れる。金属やプラスチックなど凹凸や細工の多いものへの塗装に向いている。刷毛やローラーの後を残したくない時にも良いがコストが高くなる。

下地

シーラー・プライマーなど、塗料を塗る前に下処理として塗っておく塗料。シーラーは下地の調整やヤニ・アク止めの効果があり、プライマーは塗装をはがれにくくする効果がある。

さび止め

金属面の錆の進行を抑え、錆が出ないようにする防さび塗料。さび上にそのまま塗れる塗料もあるので、2回塗るのが面倒という時はさび止め効果のある塗料を使うのも良い。

テクスチャ・メディウム

塗装で元の素材と違ったテクスチャー(質感)を作る塗料。多種多様にあり、塗装の仕上げに一工夫加えることができる。
・アイアンペイント(金属風)
・ラストメディウム(さび風)
・コンクリート風ペイント
・チョークボード(黒板)ペイント
・プラスターメディウム(漆喰風)
・レンガ風メディウム
・ダストメディウム(古ぼけた風合い)
・アンティークメディウム(汚れ風)
・クラッキングメディウム(塗料のひび割れ)

塗料の選び方

  • 塗装する場所から選ぶ

    これから塗装しようというものはどんなシーンで使用されるものでしょうか?屋内の家具に向いた塗料や、耐久性の高い屋外用の塗料などがあります。

  • 塗装する素材から選ぶ

    材質によって塗料が異なります。木材に適した塗料もあれば金属に適した塗料もありますので、塗りたい物の素材を調べてから塗料を選んでください。

  • 塗料の機能から選ぶ

    仕上がりのイメージや効果から塗料を選びます。防水、防虫、防腐、防カビなどの効用を与えることで素材を守ります。