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DIYの定番木材のツーバイ材、ワンバイ材とは

ツーバイ材、ワンバイ材とは

2×4や1×4と書かれた木材を見たことがあるでしょうか?これらは元はアメリカで使用されていた建築用の構造材の規格サイズなんです。読み方は「2×4」をツーバイフォー、「1×4」をワンバイフォーで、「×」をバイと読みます。数字はインチを表しているので、数字が大きくなるほど木材のサイズも大きくなります。今ではどこのホームセンターに行っても見かけるようになり、とても安価に手に入る上、DIYでも扱いやすい素材のため棚などの家具作りの材料として使用するが増えています。

ツーバイ材、ワンバイ材の基礎知識

素材の特徴

  • ホームセンターでよく見かけるツーバイ材、ワンバイ材の材質はSPF材やホワイトウッドが多く販売されています。
    SPF材とはスプルース(spruce/トウヒ)、パイン(pine/松)、ファー(fir/もみの木)の3つの樹種の頭文字を取ってSPF材と呼ばれています。この3つは全てマツ科の木材で製材したあとの見た目が似ており、木肌は白っぽく、木目がはっきりわかり、素材のナチュラルさを感じられます。

    SPF材は成長が早いため木の密度が低く柔らかい木材に分類されます。
    そのため水や虫に弱い一面がありますが、塗装をすることで木が保護されますし、人気の塗料のステインやワックスで塗装すると木目の美しさが引き立ちます。
    また、柔らかい素材のため木材の加工がしやすく、穴を開けたり、のこぎりで切ったり、トリマーで面取りをしたり、ビス留めをしたりとDIYでも扱いやすい素材です。

ツーバイ材、ワンバイ材のサイズと種類

ツーバイ材のサイズ

  • ツーバイ材の厚みは一律38mm(2inch)です。
    2×2 : 38mm×38mm
    2×4 : 38mm×89mm
    2×6 : 38mm×140mm
    2×8 : 38mm×184mm
    2×10 : 38mm×235mm
    2×12 : 38mm×286mm

ワンバイ材のサイズ

  • ワンバイ材の厚みは一律19mm(1inch)です。
    1×2 : 19mm×38mm
    1×4 : 19mm×89mm
    1×6 : 19mm×140mm
    1×8 : 19mm×184mm
    1×10 : 19mm×235mm
    1×12 : 19mm×286mm

長さについて

  • 販売されている長さはフィート(ft)で表記されています。
    3ft : 910mm
    6ft : 1820mm
    8ft : 2438mm
    10ft : 3050mm
    12ft : 3650mm

ツーバイ材、ワンバイ材の選び方

チェックして購入するのがbest

  • 反り、ねじれがないか

    ツーバイ材、ワンバイ材は安価で手に入りやすいのが良い点ですが、天然の無垢の木なので材質が一定ではありません。
    DIYで何かを作るとなるとできるだけ反りやねじれのない素材を、売り場にある大量の立てたり積まれたりしたものの中から良い素材を選び出す必要があります。反りやねじれは、目で見てはっきりわかるものはまず避けるようにしてください。
    しっかり確認するためには、壁に沿わせて反っていないかを見る、床に置いてみて面がしっかり付いてカタカタしないかを見るなどすると良いでしょう。

  • キズ、割れ、凹み、ヤニがないか

    ツーバイ材、ワンバイ材は仕上げ材としてではなく、建材として表に見える部分に使われることが少ないため、キズや凹みがついているものが多数あります。
    これも目で見て確かめるようにしてください。

    割れや欠けは節周りに多いので節の少ないものを選ぶとか、凹みは多少であれば気にしないというのも良いです。大きくヒビが入っているものは加工中に割れることもあり強度も弱いので避けてた方が良いでしょう。
    また、ヤニ(樹液)は木から染み出していて手や他のところにつくと取れにくく、加工する際にのこぎりなどについたりして刃が痛むことがありますす、塗装する際に塗料を弾いてしまい仕上がりが良くないことがありますのでこちらも避けた方が良いです。

豆知識

塗装もおすすめ

  • ワックスやステインで着色する

    SPF材、ホワイトウッドのツーバイ材、ワンバイ材は元の色味が白っぽく木目のはっきりしているものが多いため、ステイン塗料(染料)やワックスで塗装すると木の色味が変わり木目が綺麗に引き立ちます。
    高級木材のような色味になったり、古材や足場板のように見せたりと、塗装することで雰囲気が全く違って見えるので、DIYで家具を作る時には塗装するのがおすすめです。

  • アクリル樹脂塗料で着色する

    木目など関係なく好きな色で着色するのも、DIYするものによっては良いでしょう。
    木目は隠れますが、塗料が乾燥してもうっすらと木の凹凸が浮き出る仕上がりです。

    また塗装しないまま木材を使用すると劣化しやすいため、保護するためにも塗装をするのがおすすめです。ウレタンニスで仕上げると保護力が高いため、テーブルに使用する場合などにはぴったりです。

ツーバイ材、ワンバイ材で使える金具パーツも豊富

  • DIY向けのパーツ

    ツーバイ材、ワンバイ材はDIYでよく使われる人気の木材です。
    各種メーカーではその規格サイズに合わせた金具やパーツが販売されているため、初心者の方でもDIYする際には使いやすいものがたくさんあります。

    2×4を柱のように突っ張ってたてるパーツや、1×4を並べて束ねる金具で大きい板のようにするもの、規格の厚みにぴったりあうL字金具など、様々あります。

  • 専用パーツを使用したDIY①

    2×4を突っ張って柱として立てて、時計やフックをかける壁面収納DIYです。
    家の壁には気軽に穴を開けづらいことがありませんか?壁に沿わせて簡易柱を一本DIYしたことで、木にネジがしっかりきいてフックを取り付けることもできますし、壁の穴を気にしなくて良くなりました。

  • 専用パーツを使用したDIY②

    1×4の組み立てに金具を使って、ベンチを作りました。
    金具を使用することで、木と木を組み立てる際に長いビスで組み立てなくても、しっかりと固定できるようになります。また、強度を上げるためにも使用できるので、木の厚みにぴったりの金具があると自分でDIYしたものでも安心して使用しいただけます。