床材(ゆかざい)とは、建築内部の床の仕上げに使われる材料のことのことです。部屋ごとに用途に合わせて様々な種類の床材が使われています。
部屋の空間を構成する要素として床が占めている面積は広いため、どのような色、素材を使用するかによって印象が大きく変わります。デザイン性や機能性の面からどんな床材を使用するかを選んでいきましょう。
床材の種類と選び方
床材とは
床材の基礎知識
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意匠性
床はお部屋を構成する要素として占める面積が広く、どんな床材にするかによって部屋のイメージが変わります。素材感や色を考慮することで、落ち着いた部屋や明るい部屋などを作ることができるので、どのような部屋作りをしたいかを考慮して選ぶようにします。
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住み心地
そして人が常に接している部分のため、生活する上での快適さも素材や色味の選び方で変わってきます。
部屋の用途にあわせて床材にどんな機能が必要かが変わってきます。長い時間過ごすリビング、落ち着いた寝室に合わせた床材とか、キッチンやトイレのような水回りにあった床材、さらに洗面所であれば冬場のヒートショックに配慮した床材を選ぶなど、お手入れのしやすさや過ごしやすさのどちらの面から見ても良い床材を選ぶことで住み心地のいお部屋を実現できます。
床材の種類
- フローリング
- クッションフロア
- フロアタイル
- カーペット
- 畳
掃除
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補修
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キズつきやすさ
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フローリング
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◎
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△
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◯
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クッションフロア
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◎
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◯
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△
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フロアタイル
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◎
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◯
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◯
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カーペット
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◯
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×
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◎
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畳
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◯
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△
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◯
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特徴とメリットとデメリット
一覧
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フローリング
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クッションフロア
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フロアタイル
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カーペット
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畳
フローリング
フローリングは、木製の床材です。天然木の見た目の美しさや色味が部屋の雰囲気を良くしてくれます。無垢フローリングであれば手触りも優しく、木の温かみを感じられます。
木は断熱性が高く足元がヒヤッとしづらいのがメリットです。
フローリングの耐用年数は長いと30年と耐久性が高いです。ただし硬いもの引きずったり落としたりすると凹みができ深くキズがつきます。一度傷がつくと元に戻すことは難しいですが、無垢フローリングなどであれば少し削ることでキズを目立たなくすることができます。
クッションフロア
クッションフロアは、厚さ1.8、2.3、3.5mmのシート状の床材です。材質は表面は塩化ビニルでクッション性があり、木目柄やタイル柄、大理石柄のように様々なプリントの種類があり色、柄が豊富にあります。価格も他の床材と比べて安価で施工もしやすく、DIYでもよく使用されています。
表面がビニール性のため耐水性が高く、クッションの弾力性が足腰に優しく小さなお子さんや年配の方がいるご家庭にも人気です。しかし家具など重い家具を置くとその場所が凹んでしまい、家具を移動した時に凹みが戻らないことも。
表面のビニールは柔らかいことでキズがつきやすく、使用年数が長くなると段々と劣化して汚く見えることがあり、そうなると美観を保つっためには張り替えが必要です。
フロアタイル
フロアタイルは、本物に見た目や質感を似せて作られたタイル状の床材です。柄は木目調や石目調など種類も豊富で、表面には凹凸が表現されていてリアルさがあります。
材質はポリ塩化ビニルやセラミックなどです。クッションフロアと違い硬質な素材で、形状は正方形や長方形、既存の床の上にそのまま置いて接着剤やテープで貼り付けるだけ、サイズのカットもカッターナイフだけでOKと施工が簡単です。
耐水性が高い上、表面が硬質なため傷もつきにくいのがメリットです。強い衝撃で割れる可能性がある点は注意が必要です。
カーペット
カーペット・絨毯は、織物になっている繊維系床材です。ロールカーペットとタイルカーペットの2タイプあります。断熱性が高く某お運勢に優れています。素材はナイロンやアクリル、ウールのものがあり、オフィスや様々な施設から一般のご家庭まで様々な場所で使用されています。耐用年数は10〜長くて20年ほどで、よく通る場所などは毛がヘタってきやすいです。
織り方や、使用される糸の色、柄が豊富にあり、タイルカーペットであれば組み合わせ方で雰囲気を変えることができ、様々なバリエーションが出せるのが特徴です。
クッション性、足触りのやわらかさが良く、硬い床材と違ってラグなどを敷かなくてもそのまま過ごすことができます。
織物の特徴としてホコリを舞い上げず吸着してくれますが、反面お掃除を怠るとホコリや小さいゴミが溜まりダニが発生してしまうことも…。フローリングなどの硬い床材と比べて掃除機をしっかりかける必要があり日々のお掃除の負担は他よりもかかってしまいます。
畳
畳は、昔から日本で利用されている床材です。伝統的な畳はい草を使ったものですが、最近では和紙製やポリプロピレン製のものなどがあります。サイズも一畳でフチがあるタイプや、半畳でフチがないタイプ(琉球畳)があり、モダンな雰囲気のお部屋にも使用されています。
断熱性、保湿性が高く夏場はさらりとして、冬場はしっとりとした肌触りで過ごしやすいのがメリットです。弾力性があり防音効果もあります。
床材の選び方
部屋ごとにおすすめの床材
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特徴、機能から選ぶ
床材によって、キズがつきにくいとか、水に強い、お掃除がしやすいなどの日々のお手入れが必要な特徴や、防音性、断熱性、保湿性、クッション性などの機能が様々です。
リビングにはおそう床材を、寝室であれば落ち着いた色味であったり肌触りの良いの床材を、キッチンやトイレには水や汚れに強い床材、さらに洗面所であれば冬場のヒートショックに配慮した床材を選ぶようにするのが良いでしょう。
用途から選ぶ
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どんな人が住むお部屋なのか、どのように過ごしたいのかによっても、どんな機能を持っている床材が良いのかが変わってきます。
フローリングでも防音性の高いものとそうでないものがあったりしますので、ご自身に合うものを探していきましょう。長い時間過ごすリビングであればこだわった素材や色味の床材を、寝室であれば落ち着いた色味であったり肌触りの良いの床材を選んでみてください。
色やスタイルから選ぶ
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色の見え方
部屋の要素として床の割合が大きいということは、部屋の印象を大きく左右するということです。
カラーコーディネートの側面からみると、床の色が白っぽいと部屋が広く開放感があり明るく見え、黒っぽいと狭くまとまった印象で重厚感がある部屋になります。
また、天井を高く見せるには、床→壁→天井の順に濃い色から薄い色にしていくようにするテクニックもあります。 -
インテリアのスタイル
部屋の完成イメージを先に作っておくと、どんな素材の床で色味は何色かというのが決めやすくなります。ナチュラル系やモダン系、北欧系、インダストリアル系などの好みのスタイルがあるとイメージしやすいです。
合わせて使用する家具を置いたイメージができると良いでしょう。
部屋別おすすめ床材一覧
リビング
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キッチン
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寝室
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玄関
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トイレ
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脱衣所
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子ども部屋
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フローリング
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◎
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○
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◎
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×
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△
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×
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◎
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クッションフロア
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○
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◎
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○
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◎
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◎
|
◎
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○
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フロアタイル
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○
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◎
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○
|
◎
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○
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○
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○
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カーペット
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○
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×
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○
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×
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×
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×
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◎
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畳
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○
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×
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○
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×
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×
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×
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○
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まとめ
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それぞれの床材の特徴・機能と合わせてご自身の好きなものを選んでみてくださいね。