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クッションフロアの種類と選び方

クッションフロアとは

クッションフロアとは、DIYでも人気のある床用シートです。ビニール系シートの一種でCFシートとも呼ばれます。色・柄が豊富で、フローリング柄やタイル柄など様々あります。

クッションフロアの基礎知識

クッションフロアの構造

  • 表面

    表面は塩化ビニール素材になっています。
    木目やタイル風、大理石風など、様々な模様がプリントされています。模様に合わせて凹凸がつけられているものもあり、リアルな見た目に近づけられています。
    ただし、ビニール特有のテカりや、印刷のチープさが残る場合もあります。

  • 裏面

    シートの中間層に発泡塩化ビニールを使うことで通常の床よりもクッション性が高いことが特徴です。
    裏面は白い不織布が貼られているのが一般的です。
    施工時、不織布に入っているクラスファイバーで手がチクチクするという方もいるため、作業する際は手袋をするなどしてください。

メリット

  • 施工のしやすさ

    マット自体はハサミやカッターで簡単に切れるので、加工がしやすいのがポイントです。
    お部屋の形に合わせて端を切ったり、お手洗いのように障害物がある場所に合わせて加工をすることができるので、初心者でも比較的施工が簡単です。
    また、様々な床材の中でも安価に手に入るので、気軽に床面のDIYができると人気です。

  • 水濡れに強い

    ビニール系のシートのため、水濡れに強くできています。水をこぼしても拭き取るだけで済みます。
    そのため、キッチンや洗面所などの水回り、食事をするリビングなどにおすすめ。
    また、汚れたときは濡れた雑巾などで拭き取ればいいので、掃除やお手入れも楽です。

  • 防音効果

    クッションフロアは、そもそもクッション性があるので通常の床よりも遮音性能が高いです。
    スポンジなどをマット内に貼ると、さらに防音効果がアップします。下の階に対して子どもの走り回る足音や生活音などが気になる方には、防音タイプのクッションフロアがおすすめです。

デメリット

  • 耐久性が低い

    クッションフロアの厚みは、ものによって違いはあるものの2mm程度しかないので、劣化も早いです。

    表面のビニール部分は柔らかいため、傷がたくさん付いてしまったり、一部分だけ破れてしまったり、タバコで穴が開いてしまったり、簡単にキズがついてしまいます。
    クッションフロアはキズ部分だけ補修するということはむずかしいため、全体を貼り替えることになります。
    また、水濡れに強い半面、湿気の多い場所では、粘着力が弱まってきて端の方から剥がれてきたりします。剥がれてくるとその部分からカビてしまう可能性があるので、こまめに換気をしたほうがいいでしょう。

    ただし、耐久性の問題はある程度の期間で張り替えることを前提に考えておけば問題ありません。

  • 跡がつきやすい

    クッション性がある素材のため、重いものを長期間置いていると表面にが凹んで跡が残ってしまいます。
    ベッドやタンスのように重い家具は、置いていた跡が凹んだまま戻らなくなりますし、リビングにクッションフロアを敷いている場合は、椅子の重みで沈んでしまい移動がスムーズにできないということも。

クッションフロアの種類

一覧

  • 住宅用クッションフロア

  • 店舗用クッションフロア

住宅用クッションフロア

厚み:1.8mm

色・柄が豊富にあり、DIYでも施工が可能です。

店舗用クッションフロア

厚み:2.2mm~2.6mm

住宅用に比べると、厚みがあります。
土足で使用されることを想定されているため、傷がつきにくい強化加工がされているもの、防音性に優れているもの、滑り止め加工が施されているもの、消臭効果の高いものなどがあります。
厚手で硬いのでDIYの施工ではカットしづらいです。

クッションフロアの選び方

  • 柄から選ぶ

    クッションフロアは、さまざまなメーカーによって、シンプルなデザインのものからおしゃれな可愛らしいデザインのものまで販売されています。
    フローリング柄はもちろん、タイル柄や、モルタル柄など、柄に加えて色も豊富です。
    実際に本物の素材を施工するのは難しいようなものでも、クッションフロアなら雰囲気を簡単に取り入れることができ、部屋の模様替えをしたい方にお勧めです。

    ホームセンターやニトリなどでは、クッションフロアの端をパイピングで処理されたマットが販売されていて、部屋一面に施工するのではなくカーペットの代わりに敷くという使い方もできます。

  • 保護性能、用途から選ぶ

    住宅用として使用されるものは、厚みが1.8ミリから2.0ミリですが、土足対応のものは2.3ミリ以上と少し厚めに作られていて、表面の耐久性も高めに作られています。土足対応のものを住宅用で使用することは問題ありませんが、一般的な住宅用より値段は高めです。
    リビング、洗面所、トイレなど使用する場所で使い分けることもできます。