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電動工具の種類一覧~はじめてでもわかる種類と用途~

電動工具とは

電動工具は電気を動力源にして作業を行う工具の総称です。バッテリー式とコード式の2種類にわかれています。
ハンディータイプのものを指すことが多く、中には卓上置き型のものもあります。
用途の多くは、木材、金属、コンクリートなどの加工です。

手動で作業するよりも電動工具を使用することで、力が不要になり、作業性、作業スピードが上がって効率UP!仕上がりも良くなることばかりです!

ここでは47種類の電動工具について簡単に説明していきます。

締め付け・穴あけ

  • 木材、金属、コンクリートなどの素材に穴をあける際、ねじを締める・緩める際に使用する電動工具です。

  • インパクトドライバー

    インパクトドライバー

    • ねじ締め
  • ドリルドライバー

    ドリルドライバー

    • ねじ締め
    • 穴あけ
  • 電気ドリル

    • 木材・金属の穴あけ
  • 振動ドリル

    振動ドリル

    • コンクリートの穴あけ(~φ25mm)
    • 木材・金属の穴あけ
  • ハンマードリル

    • コンクリートのはつり
    • コンクリートの穴あけ(~φ52mm)
    • 木材・金属の穴あけ
  • インパクトレンチ

    インパクトレンチ

    • 六角ボルト・ナットの締付け
  • ボール盤

    • 正確な穴あけ
    • 金属・木材などに
  • ダイヤモンドコアドリル

    • 円筒状の穴あけ
    • コンクリート・石材・鉄筋コンクリートなどに

一覧

  • インパクトドライバー

  • ドリルドライバー

  • 電気ドリル

  • 振動ドリル

  • ハンマードリル

  • インパクトレンチ

  • ボール盤

  • ダイヤモンドコアドリル

インパクトドライバー

インパクトドライバーとは、ねじ締めに特化した電動工具です。
一般的にもよく知られており、プロが多く使用している工具の一つです。

先端に取り付けたドライバービットを回転させることでねじ締めを行うことができます。
「インパクト」とは回転方向に打撃を加えることを意味します。
インパクトが加わることで強力にねじを締め付けられるようになります。

作業中に発生する打撃音が大きく響き渡るため、騒音の問題には注意が必要です。

ドリルドライバー

ドリルドライバーとは、ドリル(穴あけ)とドライバー(ねじ締め)の2つの機能を兼ね備えた電動工具です。

先端に取り付けたビットを回転させることで作業を行います。
ねじ締めの際には、クラッチ機能を使用してトルク(締め付ける力)を調整することが可能なため繊細な作業も可能です。
穴あけ作業は、機種の性能にもよりますが木工φ25mm程、鉄工φ13mm程まで可能です。

DIYでまずは1台持っておくならコレ!

電気ドリル

電気ドリルとは、穴あけ専用の電動工具です。

回転のみを行う構造で、木材や金属の板への穴あけなどの作業で使用します。
コンクリートの穴あけはできません。
また、ねじ締めの機能もない分、安価に手に入ります。

振動ドリル

振動ドリルとは、コンクリートへの穴あけを行う電動工具です。
コンクリートに対してφ20mmまでの穴あけが可能です。

電気ドリルと違い、回転にに加え穴あけ方向に対して垂直方向の振動する構造になっているため、コンクリート、モルタル、タイル、石材、レンガなどの硬い材質への穴あけが可能です。
振動機能のON、OFFの切り替えができるため、電気ドリルとしても使用が可能です。

ハンマードリル

ハンマードリルとは、コンクリートの穴あけ・はつりを行える工具で、配管工事などでよく使用されます。
電動のドリルの機種の中でも重く、大きめの機種が多く、重量が10kgを超えるものもあります。

穴あけ作業では、振動ドリルよりもパワーが強いためφ52mmまでの大口径の穴あけをスピーディーに行うことが可能です。
しかしその強力なパワーでは繊細な作業は難しく、タイルやレンガのように壊れやすい素材は穴をあけている途中で割れてしまいます。

機種によって、「打撃のみ」と「回転のみ」の機能の切り替えができるため、コンクリートのはつり作業や、電気ドリルとしても使用することができます。

インパクトレンチ

インパクトレンチとは、六角のボルトやナットの締め付けに特化した電動工具です。

インパクトドライバーと同じ機構ですが、先端の構造が違っています。
インパクトレンチの先端は四角の棒状になっていて、そこにソケットレンチを装着して使用します。

ボール盤

ボール盤とは、穴あけ作業に特化した置き型の工作機械です。
木材や金属、樹脂などの素材に、まっすぐ正確に穴あけ加工が可能です。

台状のテーブルに加工する材料を固定したら、主軸にドリルやリーマ、ホルソーなどを取り付けて回転させ、ハンドルを上下させて動かすだけで簡単に素早く加工を行えます。
正確に、連続した加工を行うのに向いています。

ダイヤモンドコアドリル

ダイヤモンドコアドリルとは、回転の力のみで硬質の素材に穴をあけるための工具です。
住宅設備を取り付ける際や、水道管の穴あけの際などに使用されます。

円筒状のコアビットを使用するため大口径の穴あけを行うことができます。
振動ドリルなどと違い打撃がなく、作業は回転のみで行うため騒音の問題は少ないです。

回転する円筒形のコアビットを用いて、コンクリートや石材、鉄筋コンクリートなどに円筒状の穴を開ける工具です。 回転のみで穴を開けることができるので、低騒音・無振動での作業が可能です。

切断

  • 木材、金属、パイプ、樹脂などの素材を切断する際に使用する電動工具です。

  • ジグソー

    ジグソー

    • ブレード状の刃
    • 木材、アルミ、塩ビ
    • 家具の解体
    • 曲線のカット
  • 丸のこ

    丸のこ

    • 円盤状の刃
    • 木材、アルミ、塩ビ
    • 直線のカット
  • 卓上丸のこ

    • 円盤状の刃
    • 木材、アルミ、塩ビ
    • 短い直線のカット
    • 手ぶれしない
  • 高速切断機

    高速切断機

    • 切断砥石
    • 金属、ステンレス、焼き入れ鋼
    • パイプや鉄アングルの切断
    • 手ぶれしない
  • 丸のこ

    チップソーカッター

    • 円盤状の刃
    • 金属板・金属サイディング
    • 軽量鉄骨・塩ビ
    • 耐熱の保護カバー付き
  • バンドソー

    バンドソー

    • 帯状の刃
    • 金属、硬質木材
    • 曲線のカット
  • テーブルソー

    • 円盤状の刃
    • 金属、硬質木材
    • 直線のカット
    • 細かい加工
  • 糸のこ盤

    • 細く糸状の刃
    • 木材、樹脂、やわらかい金属
  • レシプロソー

    • ブレード状の刃
    • 木材・金属
    • 剪定
  • チェーンソー

    • チェーン状の刃
    • 木材・竹
    • コンクリート・氷・肉
  • マルチツール

    • 内装工事の作業向け
    • 切断・剥離・研削ができる
  • マルチカッター

    • ダンボール・ビニールシート
    • カーペット・ゴムマット
    • 皮革、フェルト
  • シャー

    • 金切りばさみのような刃
    • 薄い金属板・平板
    • 直線のカット
  • ニブラ

    • パンチとダイスで切断
    • 薄い金属板・波板
    • 曲線のカット
    • 切り抜き

一覧

  • ジグソー

  • 丸のこ

  • 卓上丸のこ

  • 高速切断機

  • チップソーカッター(切断機)

  • バンドソー

  • テーブルソー

  • 糸のこ盤

  • レシプロソー/セーバーソー

  • チェーンソー

  • マルチツール

  • マルチカッター

  • シャー

  • ニブラ

ジグソー

ジグソーとは、細長い刃を上下に往復運動させて切断を行う電動工具です。
ブレードを交換することで木材だけでなく、アルミや塩ビなどの素材も切断することが可能です。

ジグソーの刃は小さくブレード状のため円盤状の刃を付けた切断工具と比べると比較的安全なため初心者の方でも扱いやすいです。
ただし、刃が小さいことで切断の途中に負荷がかかるとブレードが折れたり曲がったりしてしまう可能性があるため、分厚い材料の切断には向きません。

短い距離の切断や、薄い板を自由に曲線カットする際に活躍します。
ガイドを使用することで直線のカットもできますが、正確に直線を切りたい場合は丸のこの使用がおすすめです。

丸のこ

丸のことは、円盤状の刃を回転させることで切断を行う電動工具です。
プロが多く使用している工具の一つです。
主に木材の直線カットにおいてはほかの切断工具よりも圧倒的に早く行うことが可能です。

刃が高速回転するため、作業中の事故などが多く発生する工具でもあります。
使用の際は正しい使い方で安全を守って作業してください。

卓上丸のこ

卓上丸のことは、丸のこにスタンドがついたような形の置き型の電動工具です。
刃を回転させた状態で振り下げることによって切断を行います。

刃を真下に振り下ろすタイプと、刃をおろしてスライドさせるタイプがあります。
手に持って自由に動かせるタイプとは違い、スタンドに固定されているためブレなく安定して切断作業を行えます。
角度・傾斜をつけた切断をすることも可能です。

切断できるものの大きさは、刃の届く範囲と小さくなりますが、角材などを効率良く切断するなら卓上丸のこが一番です。

高速切断機

高速切断機とは、切断砥石を用いて金属を切断するための置き型の工具です。
ステンレス・鋼材・鋳鋼・鋳物・ワイヤーロープ・水道管・鋼管などの切断に使用されます。

大きな径の切断砥石を高速回転させ、アームとバイスで材料を固定した状態で切断するため、切断精度も高く、短時間で効率よくカットすることができます。

同じく切断砥石を使用して切断を行うディスクグラインダーは、大きさも小型で手持ちで作業を行える工具です。
場所や用途を分けて使用すると良いでしょう。

チップソーカッター(切断機)

チップソーカッターとは、金属の切断を行うための電動工具です。

見た目は木工用の丸のことほとんど同じですが、切断時に火花や鉄粉が出るため部品には耐熱性の素材が使用されていたり、作業時の負荷を感知して安全に作業できるようなモーターを搭載していたり、金属のやけを防ぐため木工用よりも回転数が低くなっていたりと、金属切断に合わせた性能になっています。
切断面が切断砥石で切った時よりもバリが少なくキレイに仕上がるのが特徴です。

金属を切断するための工具の中でも、切断スピードが速く、火花が少ないため火気厳禁な場所でも工夫して使用されています。
建築現場でも金属サイディングや軽量鉄骨の切断に使用されています。

バンドソー

バンドソーとは、帯状の刃を回転させて材料を切断する工具です。
据え置きタイプとハンディタイプがあります。

金属の切断では火花の飛散が少なく、粉じんが出にくいこともあり、現場では使用しやすいハンディタイプが近頃主流になってきています。

曲線のカットもできる上、細かい切断や、角度切りもスムーズで、ゆがみが少なく、仕上げの加工に使用されることが多いです。

テーブルソー

テーブルソーとは、ベースになる台に丸のこの刃が取り付けられた電動工具です。
丸のこ盤とも呼ばれ、主に木材の加工に使用します。

丸のこをひっくり返したような形で、テーブルから刃の一部が突き出した状態です。
刃の出代を上下に動かして調整し、切り込みの深さを変えることが可能です。
細かい加工や、溝きりにも使えます。

保護カバーがあるにせよ、刃がむき出しの状態のため手を巻き込んで怪我をしないように細心の注意を払って作業を行う必要があります。

糸のこ盤

糸のこ盤とは、糸状の刃を上下に動かすことで切断する置き型の電動工具です。
木材の複雑な加工、曲線錐や、切り抜きなど、他の機械では切れない細かい加工が可能です。

ミシンのように動くため、材料自体を手で持って動かしながら切断していきます。
工作のシーンでよく使用されています。

レシプロソー/セーバーソー

レシプロソーとは、手動ののこぎりを電動にしたような工具で、ブレード(刃)の往復運動で切断を行います。
棒状の木材やパイプの切断、剪定、解体作業で主に使用されます。

手軽で他の切断工具と比べると安全に使用できるため、家庭から現場まで様々なシーンで活躍します。

しかし、正確な加工をするのは難しいためDIYで何かを制作するなら他の切断工具のほうがおすすめです。

チェーンソー

チェーンソーとは、小さな刃を鎖状につないで動力で高速回転させることで切断する工具です。
木や竹の剪定、伐採で林業でよく使われています。

それ以外にも、肉の解体や、氷を削ってアート作品を制作する際に使用されることもあります。

マルチツール

マルチツールとは、先端のブレードを交換することで「切断」「剥離」「研磨」など様々な作業をマルチに行える電動工具です。
先端は小刻みに洗浄に動き、細かい作業に向いています。

切断用ブレードも取り換えることで、石膏ボードや木材、釘、金属パイプ、塩ビパイプなど様々なものを切断できます。
内装作業で、石膏ボードを四角くくり抜きコンセントを取り付ける作業などでも活躍します。

他にもコーキングの剥離、タイルの剥離、木材の研磨、硬化した接着剤の削ぎ落しにも。

マルチカッター

マルチカッターは、ハサミやカッターナイフで切りづらいダンボールやカーペットをサクサク切ることのできる工具です。

簡単に切り刻めるため、破棄したいカーペットなどを小さくしてゴミに出すことも容易いです。
他にもビニールシート、ゴムマット、皮革、フェルトなどの切断も可能です。

シャー

シャーとは、薄く平らな金属の板をはさみのような仕組みの刃で切断する電動工具です。

ニブラ

ニブラとは、薄い金属の板を打ち抜きながら切断する電動工具です。

切削・面取り

  • 刃で木材の表面を切り削ったり、角を落として滑らかにする面取り加工、溝を掘る加工ができる電動工具です。

  • トリマー

    • 面取り
    • 飾り切り
    • 溝掘り
  • ルーター

    • 面取り
    • 飾り切り
    • 溝掘り
  • ミニルーター

    • 小物の切削・研磨
  • 電気カンナ

    • 表面の削り取り
  • 角ノミ盤

    • 四角い穴あけ
  • ミゾキリ

    • 溝掘り
  • ジョイントカッター

    • ビスケット用専用工具

一覧

  • トリマー

  • ルーター

  • ミニルーター

  • 電気カンナ

  • 角ノミ盤

  • ミゾキリカッター

  • ジョイントカッター

トリマー

トリマーとは、先端に取り付けたビットを高速回転させることで木材の面取りや飾り切り、溝掘りなどができる電動工具です。

ビットには様々な形状があり、相欠き加工もできるものもあります。
ガイドを使用することで、切り欠き加工、窓あけ加工、R加工、円形のカットなどが可能です。

本体のサイズは1kg程と、片手で扱えるサイズで小回りがききます。
ルーターと機能は同じですが、パワーと精度をとるならばルーター、機動性と手軽さをとるならトリマー、という風に使い分けると良いでしょう。
DIYで1台持つならトリマーで十分に様々な加工を行うことができますよ!

ルーター

ルーターとは、トリマーと同じく先端に取り付けたビットを高速回転させることで木材の切削を行う電動工具です。

トリマーと比べて本体が大きく、パワーが強いのが特徴です。
手でもって操作する際には両手で行うか、トリマーテーブルを使用することが多いです。
1度で切削できる量が大きいので、トリマーでは使用できない大きいビットを使用できたり、10mmの深さを削ったりすることが可能です。

高い精度と、大型のものの加工が必要な時にはルーターが向いています。

ミニルーター

ミニルーターとは、ペン型の切削・研磨工具です。
先端にビットを取り付け回転させることで材料の切削を行うことができます。

彫刻の様に使用したり、ガラスに模様をつけたり、小さい金属であればカットすることも可能です。

電気カンナ

電気カンナとは、木材の表面を削り仕上げを行う電動工具です。
手動の平鉋(ひらがんな)を電動にしたようなものですが、熟練の技が必要な手鉋と違い電気カンナは初心者でも扱いやすいのがメリットです。

木材の広い面積や、大量の木材を削る必要のある時には、簡単で取り回しの良い電気カンナがあると効率的に切削作業ができます。

手鉋と電気カンナは同じ「表面を薄く削る」ことができる工具ですが、手鉋は長いストロークで削るのに対して、電気カンナはドラムに付けた2枚の刃を回転させることによって短い切削を繰り返しています。
そのため平滑に削られはしますが、ナイフマークという削り跡が少し残ってしまうのが特徴です。
気になる場合は仕上げにやすりをかけることもあります。

電気カンナには置き型の「自動カンナ」というものもあります。
自動カンナを使用できる木材の幅は300mmほどと限られてはいますが、一気に幅全体にカンナを通すことができます。
1x4や2x4、杉の板材などを大量に削りたいときなどに活躍してくれます。

角ノミ盤

角ノミ盤とは、専用の切削刃である角ノミを使用して、ほぞ接ぎのほぞ穴などの四角い穴をあけるための工作機械です。

角ノミは「箱ノミ」という正方形の箱状の切削刃の中に、ドリルが内蔵された構造になっています。
箱ノミは回転せず、中のドリルが回転することで穴を掘り、ノミで穴の形を四角くしていくような加工です。

ミゾキリカッター

ミゾキリカッターとは、木材に溝を掘るための工具です。

敷居や鴨居に使用する木材の加工で使用されることが多いですが、すでに加工済みの木材が多く販売されているため、使用される機会は減ってきているようです。

トリマーやルーターでも溝切り加工は可能ですが、専門の機械であるミゾキリカッターを使用する方が作業が速く、縁が欠けるようなこともなく仕上がりも良いです。
DIYでちょっとした溝切りを行いたいということであれば、トリマー・ルーターのビットは消耗が激しいですが、十分使用可能です。

ジョイントカッター

ジョイントカッターとは、2つの木材同士をはぎ合わせる際に使用するビスケットいうパーツを埋め込むための薄く平らな溝を掘る専用の工具です。

研削・研磨

  • 砥粒や砥石などを使い木材や金属などの表面を削り滑らかに磨くことのできる電動工具です。

  • オービタルサンダー

    オービタルサンダー

    • 平面研磨
    • 仕上げ研磨
    • 塗装はがし
  • ランダムアクションサンダー

    • 平面研磨
    • 粗削り
    • 仕上げ研磨
    • 塗装はがし
  • ベルトサンダー

    • 曲面・傾斜面
    • 面取り
  • グラインダー

    ディスクグラインダー

    • 金属やコンクリートの研磨
    • 木材の粗削り
    • さび落とし
  • ベンチグラインダー

    • 砥石を使用
    • 金属の研磨
    • 刃研ぎ
  • ポリッシャー

    • バフを使用
    • 磨き

一覧

  • オービタルサンダー

  • ランダムアクションサンダー

  • ベルトサンダー

  • ディスクグラインダー

  • ベンチグラインダー

  • ポリッシャー

オービタルサンダー

オービタルサンダーとは、サンドペーパーを取り付けて、荒削りから仕上げまで幅広い用途で使用可能な、木材などの表面を削る道具です。
平面や仕上げの研磨に適しています。

サンディングプレートを偏芯運動させることによって発生する振動で研磨する仕組みです。
研磨時にクルクルと円を描いた跡が残ることがあります。サンドペーパーの番手が荒いものを使用する際には傷として目立ちやすくなるため注意が必要です。

オービタルサンダーのパッドの形は長方形のものが多く、広範囲をサンディングすることが可能です。
他にも少し小ぶりな正方形のパッドのものや、角を削りやすいアイロンのような形の三角のパッドのものもあります。

ランダムアクションサンダー

オービタルサンダーと同じく、荒削りから仕上げまで幅広い用途で使用可能な、木材などの表面を削る道具です。
ランダムアクションサンダーは、偏芯運動に回転運動を加えた状態で発生する振動で研磨するため、オービタルサンダーよりも研磨力が高いのが特徴です。
研削・研磨において万能型とも言えます。

木材についた深い傷や、塗装剥がしなどの作業を効率よく行うことができます。
また、パッドにサンドペーパーを取り付けるのではなく、バフやスポンジを取り付けることでワックスを伸ばしたり、汚れをとる作業にも使えます。

ベルトサンダー

ベルトサンダーとは、サンディングベルトと呼ばれる帯状のサンドペーパーをローラーの間で一定方向に高速回転させて研磨を行う道具です。
広い範囲を短時間で効率よく研磨するのに適しています。

形状には種類があり、ハンディタイプ(アップハンドル型、角型、細型)と、据え置き型があります。
細型のベルトサンダーでは他のサンダーが届かないところまで研磨ができたり、据え置き型では材料自体を自由に動かし形を整える際に使用できたり、用途によって使い分けることができるのもメリットです。

ディスクグラインダー

ディスクグラインダーとは、先端に取り付けるディスクを換えることで研磨、切削、切断と様々な材料加工を行える工具です。
主な用途としては金属材料の研削ですが、木材の研削にも使用可能です。

ディスクには、金属切断のための「切断砥石」、コンクリートやタイルの切断のための「ダイヤモンドカッター」、木材や金属の研削・研磨のための「サンディングディスク」、汚れやサビ落としのための「ワイヤーブラシ」など様々な種類があります。

他のサンダーと違い、ディスクを真っ直ぐ当てることができないため平面の仕上げはできず、荒削りに使用します。
また、グラインダーは切削に特化しており、ディスクが半分ほど剥き出しの状態のため大変危険な道具です。
そのため、ディスクと大きさが同じでも「ノコ刃」の使用は禁止、正しい使用方法でできる限りの注意をするようにします。

ベンチグラインダー

ベンチグラインダーとは、部材を研磨する研磨専用の電動工具です。卓上グラインダーとも呼ばれます。

砥石を回転させ、研磨したい部材を手でもって動かしながら研磨します。
刃物を研いだり、金属のバリ取りに使用されることが多いです。

ポリッシャー

ポリッシャーとは、ディスク上のバフを本体に取り付けて回転させ研磨を行う電動工具です。
車のボディやガラスの研磨、ツヤ出しコーティングや、床の洗浄、ワックスの剥離、磨きなどで使用します。

サンダーと違って回転数が低いため初めてでも素材の表面をきれいに磨き上げられます。

集塵・送風

  • 集塵機

    • 空気中の粉塵の除去
  • クリーナー

    • ゴミの清掃
  • ブロワー

    • 大量の空気を送り込む
  • ファン

    • 送風(扇風機など)
  • エアコンプレッサー

    • 空気(気体)の圧縮
  • ヒートガン

    • 熱風を送り出す

一覧

  • 集塵機

  • クリーナー

  • ブロワー

  • ファン

  • エアコンプレッサー

  • ヒートガン

集塵機

集塵機とは、空気中に飛散した粉じんを吸引し、フィルターを通し除去して排気するための機械です。
電動工具を使用した際に発生する、木の粉、鉄粉などが飛び散らないようにすることで、人体に悪影響を及ぼさないようにしてくれます。

吸い込む力はクリーナー(掃除機)と比べると弱いですが、吸い込む空気量が多くなるように設計されています。
掃除機のような形のものと、据置タイプ、電動工具に接続して直接粉じんを吸い込むタイプがあります。

クリーナー

クリーナーとは、粉塵よりも大きなゴミを吸い込み清掃を行うための機械です。
集塵機と違い、吸い込む力が強いのが特徴です。

ブロワー

ブロワーとは、圧力比が1.1以上、2.0未満の送風機のことです。
大量の空気を送り込みたい時に使用します。

乾燥機や、落ち葉の除去などに。

ファン

ファンとは、圧力比が1.1未満で、ブロワーよりも風量の弱い送風機のことを指します。
扇風機や換気扇、室外機に使用されています。

エアコンプレッサー

エアコンプレッサーとは、圧力比が2.0以上の空気圧縮機のことを言います。
空気を吸い込み、圧力をかけて気体を圧縮して、連続的に送り出すため機械です。

圧縮された気体が元の体積に戻ろうとする際に発生するエネルギーで、様々なエアツールや機械、家電などを動かします。

ヒートガン

ヒートガンとは、数百度を超える高い温度の熱風を吹き出す工具です。

ドライヤーと似てはいますが、少ない風量で機種によっては300度と高温になるのがヒートガンの特徴です。
ドライヤーは風量が多く、温度が高温になっても140度までと決められています。

塩ビやアクリルなどの曲げ加工、パテや塗装の乾燥、シールの剥がし作業などで使用されます。

その他の電動工具

  • タッカー・ネイラー

    • コの字型の針を打つ
    • 釘打ち
  • かくはん機

    • 材料を混ぜ合わせる
  • コンクリートバイブレーター

    • コンクリートの締め固め
  • エアリベッター

    リベッター

    • 材料同士の接合
  • コーキングガン

    • コーキング
  • 投光器

    • 暗所を照らす

一覧

  • タッカー・ネイラー

  • かくはん機

  • コンクリートバイブレーター

  • リベッター

  • コーキングガン

  • 投光器

タッカー・ネイラー

タッカーとは、ステープルと呼ばれるコの字型の針を打ち込む道具のこと。
木工用、建築作業用の大きなホッチキスのようなものです。
DIYでは木材の接着の仮止めや、布を留める時などに使用されます。

ネイラーとは、釘を打つための機械です。
フィニッシュネイラー、ピンタッカーなど種類があります。

かくはん機

かくはん機とは、先端の羽根(ミキシングブレード)をモーターの力で回転させ、材料をかき混ぜる道具です。

液体同士、または液体と固体とを混ぜ合わせるときに使用されます。
コンクリートや塗料などの混合など。

コンクリートバイブレーター

コンクリートバイブレーターとは、コンクリート打設時に振動を与えるための機械です。コンクリート締め固めに使用します。
生のコンクリートに高周波で振動を与えて、内部にある余分な気泡を除去し、コンクリートの密度を高めることで強度を出します。

リベッター

リベッターとは、リベットと呼ばれる小さな金具をかしめるための道具です。
部材と部材、主に金属同士を接合する際に使用します。

コーキングガン

コーキングガンとは、コーキングに使用するシーリング材を押し出すための道具です。

投光器

明かりのない場所を照らすライトのこと。
バッテリータイプは、他の電動工具の物と併用できるものもあり便利。