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塗り方塗り方

  1. ふすまを取り外す

    和の印象が強いふすまは、これからリメイクすることで洋風に変えていきますので一度取り外しておきます。上段のふすまは撤去、下段のふすまは残します。(br) 押入れの中は壁の色と合わせて塗装していきます。内側はこれまで使用して蓄積された汚れが溜まっていますので、念入りに水拭きしてください。きれいに水拭き出来たら、ベニヤから出るアクを止めるためシーラを塗り、上から仕上げに白色の塗料を塗っていきます。

  2. 塗装の準備

    マスキングテープを使って、塗りたくないところを養生します。テープを貼ったあとは、必ずしっかりと指の腹でテープをなでるように上から押さえて密着させてください。しっかり空気を抜いておかないと、テープと壁の隙間から塗料が入り込み養生が失敗してしまうので注意してください。(br) マスキングテープに半分かさねるようにしてマスカーを貼ります。不意に塗料が付いてしまうことがあるので、広めに養生しておくといいですよ!(br) 塗装の準備ができたら、塗料をローラーバケットに移し替えます。塗料は色が分離している可能性があるので、開封前にしっかり容器を振って塗料をかき混ぜてください。 混ぜ棒などがある場合は、開封後にしっかり底からかき混ぜてからローラーバケットに移します。

  3. 押入れの内側全体を塗装する

    先にシーラーから塗っていきます。(br) まず刷毛で、部屋の角になっている部分(入隅)や凹凸のあるところなど、ローラーでは塗りにくい細部を塗っていきます。少し太めの5cm程度の幅で塗っておくと、ローラーでの仕上げが楽になります。(br) 細部が塗れたら、ローラーに塗料を含ませて全体を塗っていきましょう。 (br) まずはW字を書くように、塗料を配ります。1m×1mくらいの塗料の継ぎ足しなしで塗り切れる範囲に、まんべんなく塗料をいきわたらせるように意識します。使用したシーラーは白色なので塗った場所がわかりやすいかと思います。全体にシーラーが塗れたら3時間以上乾かしていきます。(br) 次に、白色の塗料塗り重ねていきます。先ほどと同じ手順で、細かいところは刷毛で、広範囲をローラーで均一に塗っていきます。2度塗りしますので、 多少の色ムラはあっても構いません。1~2時間乾燥させて、今度はムラのないように仕上げ塗りをしてください。(br) 塗料が完全に乾く前に(完全乾燥は約24時間)、マスキングテープをはがします。 テープに付着した乾いていない塗料で服や壁面などを汚してしまうことがあるので、周囲に気を付けてゆっくり剥がして下さい。 はがした後、塗料のはみだしや塗り残しがないかをチェックしましょう。

  4. ハンガーパイプを取り付ける

    洋服をかけて収納できるように、押入れの中にハンガーパイプを取り付けます。パイプ受けを固定する場所は、木に厚みがある場所にしてねじがしっかり効くようにしてください。(br) 左右のパイプ受けの位置がずれやすいので、一度パイプを通した状態で取り付けたい位置に当ててみて、ちょうどよい場所にえんぴつでしるしを付けてから作業すると良いです。(br) これでオープンクローゼットは完成です。

  5. ふすまを洋扉風にリメイク

    最初に取り外しておいた下段のふすまを、枠だけを残して解体していきます。まずはカッターナイフでふすま紙に切り込みを入れ、剥がしとっていきます。(br) 内側の枠(中骨)の部分がむき出しの状態になったら、ハンマーを使って叩いていくと簡単に中骨が壊れます。一番外側の枠が壊れないように注意しながら中骨を取り除いてください。叩いても取れないところはのこぎりで切り落とします。(br) 外枠だけになったら、こびりついているふすま紙をはがし液を使ってきれいに取り除いていきます。ふやかした紙は、木の端材などでこそぎ落とすと取れやすいです。(br) 紙が取りのぞけたら外枠全体を紙やすりで整えます。

  6. ドア風のフレームを作る

    ふすま枠の内側に1x4のフレームをはめ込み、裏側は薄ベニヤを取り付ける形で制作します。(br) まずは、ふすま枠の内側のサイズを測ってください。今回は、縦709mm、横696mmでした。(実際の寸法に合わせてください)(br) 709mmを4本、696mmを4本、それぞれ斜め45度にカットしておきます。ソーガイドを使用して、角度を45度にセットしのこぎりで切ったら、断面のバリを紙やすりで軽く落として置きます。

  7. フレームとふすまを合わせる

    先ほどカットした1x4で同じ大きさのフレームを2つ作っていきます。(br) 歪みにくいように、裏向けたふすまの枠の内側に1x4フレームを並べて置きます。サイズが大きい場合はカットして調整してください。枠ぴったりの場合は木工用接着剤をカットした断面に塗り貼り合わせていきます。(br) 1x4フレームの裏側に薄ベニヤをすき間があかないように並べて木工用接着剤で貼りつけます。位置が決まったら、薄ベニヤ側から1x4フレームに16mmのビスでしっかり固定していきます。(br) このままではふすま枠と1x4フレームが外れてしまうため、ふすま枠の側面から4カ所程度ビス留めしてください。ビスが長くフレームもそれほど分厚くないので、木割れを防ぐために必ず下穴をあけてください。

  8. リメイクした扉を塗装する

    出来上がった扉を表に向けて、細かいところは刷毛で、広い面はローラを使用して押入れと同じ色で塗装します。裏面はお好みで塗装してください。ふすまと同じように左右にスライドして開閉するため、滑りが悪くならないよう上下は着色しないようにしてください。(br) 乾いたら扉を元に戻して完成です。

  9. ふすまのイメージが激変!ビフォーアフター

    ふすまとしての機能を一部残すことで、蝶番などで開く扉のように開閉スペースを気にせず、部屋全体を有効に活用できるままイメージチェンジすることができます。 上部はオープンで使いやすい収納に、こまごました収納は下段に入れて雑多な印象になる部分は隠せるようになりました。

  10. JKK東京、シンプルDIYプラスとのコラボ

    こちらのレシピは町田木曽住宅のCタイプの部屋に合わせた材料の量となっております。実際に施工される場合は、事前にご自宅のサイズを測っていただき、必要量を計算していただきますようお願いいたします。

この商品について:

素材
【準備する物】木材、室内壁用塗料、シーラー、ローラー、ハケ、バケット、マスキングテープ、マスカー、木工用接着剤、のこぎり、ソーガイド、ハンマー、ペンチ、電動ドライバー、ビス、カッターナイフ、障子はがし材、紙やすり、コンベックス、さしがね
仕様
JKK東京の賃貸住宅、町田木曽住宅のお部屋をプロデュースしました。Bタイプの部屋「2人暮らし北欧風DIY」で使用した材料です。