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ワークショップレポート:真鍮板ストア・ネームプレート制作

2015. 05.20.

ワークショップレポート:真鍮板ストア・ネームプレート制作

2015/04/04(sat)「真鍮板ストア・ネームプレート制作」

エッチング、ってご存知ですか??
なーんか聞いたことある…なーんかかっこいい響き…

説明しよう!
エッチングとは、化学薬品で金属を腐食させ、文字や絵などのデザインを掘り込む技術のことである!

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昔の印刷技術である銅版画なども、これにあたります。
今回は真鍮板を使い、オリジナルデザインのプレートを制作していきます。

講師はメタル・ジュエリーアートのオリジナルデザイン・ 制作をされているSae+Sumi Koruさんです。
ジュエリーを埋めこんだストアプレートがオシャレですね!

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今回の参加者の方は、お医者さま。
ご自分の医院の郵便受けにつけるプレートを自作されます。

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パソコンでばっちりデザインも決定されていました。
この紙に印刷されたデザインがどのように真鍮板に彫り込まれていくのか楽しみです!

さっそくワークショップスタートです!
まず用意するのがこちら!
ばばん!

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…醤油!!!?
DFOスタッフ思わず二度見でした。

実はこれ、金属表面の脱脂を行うのに欠かせないものです。
まんべんなく金属の表面を醤油で洗う光景は、なんだか奇妙…?

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脱脂をした後は、腐食させない部分を保護するグランドをまんべんなく塗る作業です。
本来は有毒なガスが発生する薬品を使うのですが、今回は水性の体にも影響の少ない薬品で作業をしていきます。
少し保護力は落ちますが、出来上がり時にできた腐食ムラは、アンティークっぽくてこれまた素敵です。

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デザイン画をカーボン紙で真鍮板に写し、腐食させたいところ(彫りたいところ)のグランドを針でチクチクと剥がしていきます。
真剣な表情!
さすがお医者さま、手先が器用です!

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しっかりと養生した後は、ここからが本番。
腐食液へドボンです!

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なんとお豆腐のパック…
お醤油に引き続きなんだか奇妙な感じですが、こちらの腐食液アルミトレーに入れようものなら、底を溶かして大惨事になりかねません。
お豆腐トレーのほうが柔らかいのに…化学って、不思議。

ここからなんと、2時間!
しっかりと腐食させたい場合は、なんと10時間も漬けておくこともあるそうです。
20分ごとに取り出しては、腐食具合を確認していきます。
途中お昼休憩を挟みながら、待つ時間も楽しみですね。

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2時間後がこちら!
金属研磨の強い味方、ピカールで仕上げ磨きをしていきます。

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きゅっきゅと磨けばでてくる黒いものは、金属が磨けている証拠。
5時間以上かけての情熱作品、出来上がりはこちら!!!!!

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講師の方もびっくりされるほどの出来具合。
これはもう、立派な医院の郵便受けを華やかにすること間違いなしですね。
世界に一つのオリジナルストアプレートができました。

実はいまだに表札が上がっていない我が家。
金属加工に俄然興味の出てきた、カローラでした!


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